2011年 12月 06日
裏千家今日庵に行ってきました。 |
僅かお茶暦1年足らずのぼくが、裏千家今日庵へのご訪問してきました。
長年お茶をやっていても行ける人はほとんどいないみたいです。
かなりラッキーなことでした。
裏千家のこの門(兜門)の廻りはきれいに清掃されていて、とても静かな感じ。
警備員も何人かいて異空間な感じでした。
兜門をくぐり大玄関までの露地は霰こぼしの石畳が印象的で、植栽は常緑樹がほとんど(落葉樹はなかった気がします。)
どうしても、庭に目が行ってしまいます。
兜門から中は撮影禁止。〈残念)
大玄関に入り荷物をまとめ靴下を履き替え支度完了です。
まず案内された先は、抛筌斎でした。
ここで、薄茶を頂きました。
ここは、12畳の広間で、床前の2畳が高麗縁で貴人座となっていて特に上段としないで縁によって表していました。
頂いたお茶が今まで飲んだことのないような美味しさでした。
井戸(梅の井)から汲まれた名水だからなのか、点て方が上手なのか分かりませんが・・・・。
御祖堂で順に拝み、咄々斎を案内していただきました。
珍しい真っ直ぐな蔦の框や五葉松の床柱、利休が秀吉からもらったとい銅鑼もあり(400年も前のものですよね)当時を感じさせてくれました。
咄々斎の反古襖や梅の井を拝見し、最後に寒雲亭をご案内してもらいました。
床の高さではなく天井の高さを変え「真行草」を表していて、こういう考え方もあるのだなと思わされました。
今回、ご訪問させて頂いて本当に良い経験をさせてもらいました。
何がよかったっていうと表現が難しいですが、あの場で歴史を刻んだ場所であの雰囲気を感じられたことがよかったかな。
また、露地や庭では、常緑樹で構成されていて落葉樹を使わずにも庭の見せ方ってあるんだな~と思いました。
どうしても常緑樹はバックや目隠しの部分で使いがちですが常緑樹の使い方をこれからは勉強しなくてはなりませんね。
by NIWAto4
| 2011-12-06 22:46
| 茶道